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Posted by たまりば運営事務局 at

2012年04月22日

国の基準は十分に安全を見込んだ数値?

 4月21日付けの新聞によると、食品の放射能についてスーパーなどが独自基準をもうけて自主検査を実施していることについて、農水省が「国の基準(新基準)は十分に安全を見込んだ数値。異なる基準がばらばらにあると混乱する。」ということで独自基準をやめるようスーパーなどに通知したということです。
 人体に対する放射線の作用については2つあって、一つはある程度以上高い線量の被ばくをすると健康被害がおこるとされるもので、これにはしきい値がありますが、もう一つの低い線量の被ばく(低線量被ばく)では、健康被害があるかもしれないしないかもしれないということで、これにはしきい値がもうけられないということです。
 原発事故から1年以上たった今考えなければならないのは、低線量被ばくからどう守るかです。しきい値がもうけられないのですから、これ以下なら安全ということにはならないのです。少しでも低い値のものを選ぶしかないのです。
 もし、4月21日付けのようなことになると、少しでも低い値のものを選びたいとする行動がとれなくなるのではと考えます。
 

  


  • Posted by これから at 10:53Comments(0)放射線

    2012年04月18日

    連続講座「原発に頼らない電力のしくみ」No.3に参加した

    連続講座「原発に頼らない電力のしくみ」No.3に参加した
    今回の講座は「市民が選び、育てる電力」と題し、映画上映と講演がありました。
    日時 2012年4月14日(土)13:30~16:30
    場所 国分寺労政会館
    主催 発送電分離プロジェクト/ガウスネット

     映画は「シェーナウの想い」というドキュメンタリー映画であって、講演は千葉恒久さんによる「ドイツにおけるエネルギー政策の大転換」についてでした。

     映画「シェーナウの想い」は、ドイツ南西部の人口2,500人の小さな町に、チェルノブイリ原発事故をきっかけに生まれた、「原発のない将来のための両親の会」が主役となり、省エネ活動からスタートし、ついには、地域にある太陽光発電、風力発電、水力発電、コジェネレーション(天然ガスを用いて電気と熱を同時に作り出すシステム)等より発電されたグリーンな電気を購入し、地域の消費者に供給する会社「シェーナウ電力有限会社」を設立するまでを描いたものです。
     すんなりできたわけではなく、大資本、規制勢力の押さえ込みに立ち向かい勝ち取ったものです。これは原発に依存しない社会をつくりだすだけでなく、CO2削減にもつながり、環境にとってもよいものです。

     講演「ドイツにおけるエネルギー政策の大転換」は、ドイツにおける1998年4月の電力・ガス事業の全面自由化、2000年3月に制定された「再生可能エネルギーの優先のための法律」が主なものでした。

     本講座から思ったことは、有効な法制度と住民の意思・意欲がいかに大事かということです。
     住民の意思・意欲とは、「今安いからそれにしよう」とか、「今不便になるのはいやだから不便にならないようにしよう」というような、今を基準に考えるのではなく、子どもや孫たちにどういう社会を残すか、そのためにどんな努力をするか思う心であると思う。
      


  • Posted by これから at 11:26Comments(0)エネルギー

    2012年04月12日

    放射線家計簿について考えました

     放射線家計簿をつけようとすると、厳密には、外部被ばく内部被ばくのそれぞれについて考えなければなりません。被ばくについてのおさらいということになりますが、
    外部被ばくは、地面に降下沈着した放射性物質から被ばくするものです。降下沈着した放射性物質のあるところを通ったときなどに被ばくするということです。
    また、内部被ばくは、食べ物に付いた放射性物質を食べ物といっしょに体内に取り込んでしまった場合、空気中の放射性物質を吸引時に体内に取り込んでしまった場合、傷口等から体内に入り込んでしまった場合に被ばくするものであり、放射性物質が体外に排出されるまで被ばくが継続するということです。
     厳密な放射線家計簿となると、これらについて全て計測し記録しなければなりません。しかし全部はできそうにありません。理由はその人の行動や状態を細かく見ていなければならないからです。できないからやらないというのは潔くありませんが、継続できないのでは元も子もありません。そこで、はじめの第一段階という位置づけで、内部被ばくの内の食べ物に付いた放射性物質を食べ物といっしょに体内に取り込んでしまう経口放射線量と、空気中の放射性物質を吸引時に体内に取り込んでしまう吸引放射線量との2つを計測の対象にしたいと考えました。
     この2つをとってみても、どう計測するか考えなければならないことがあります。例えば経口放射線量についてです。食材を買って家で調理する場合は、調理の仕方によって経口放射線量が変わります。どう計算するかです。水道水を飲むということもあります。また惣菜、果物、菓子等のように買ってきたものをそのまま食べる場合があります。水道水を飲むということもあります。またレストラン等で、外で食事する場合もあります。これらをどう計算するかです。「う~ん」と唸ってしまいます。細かく見なくてもよく、継続が可能な方法にしないとだめだと考えています。
     一案をまとめ次のブログで書きたいと思っています。
      


  • Posted by これから at 12:35Comments(0)放射線